昨シーズン、弓張平のパークプラザでレンタルのスノーシューを借りて三回ほど月山麓でのスノートレッキングへ出かけた。
結果、ハマった…どっぷりとハマった。
で、はまると人間どうなるか・・・ そう、自分の道具が欲しくなるのだ。
ということで、迷うことなくスノーシューを買おうを決心。
まずはMSR一択で考えるが、なかなか良いお値段だ。 っていうか、MSRにかぎらず大きなメーカー（ほとんど欧米）は３万円以上が中心。 た、高い。 高すぎる…
じゃ、ということでオークションを狙ってみた。 安いモノもあるが、程度の良いものはやはり落札相場が高い。 それに中古品に冬山での自分の命を預けるのはやはり一抹の不安がある。
んー、と悩んだが、物欲はおさまるどころか高まるばかりだ。
「ここは少し高くても良いものを買ってしまおう」
怒涛のごとく押し寄せる物欲に負け、自分にそんな言い訳をして納得させる。
そんなときに、海外のネット通販ではいろんなアウトドア用品が安く売られていることを発見した。
日本で買えば結構なお値段のスノーシューが海外ではほぼ半額近い値段だ。 輸送費とか代理店の利益とかが上乗せされていないから当たり前ちゃ当たり前の話だけど、ちょっと不安になるくらいに安すぎる。
果たしてこんなところから買ってもいいものだろうか…とも思ったが、これはこれでアリかもしれない。 そういえば25年前にREIからいろいろな小物を買ったことはある。あの頃はインターネット通販なんてなかった。それが今じゃクリック一つで遠く欧米からでさえ欲しいものが買えるんだから世の中便利になったもんだ、と思いながら久々に海外通販を利用することに決めた。
あれこれ調べたところ、
trekkINNというスペインのサイトが日本語のページ（自動翻訳っぽくてところどころ変な日本語だけどね）もあるので、よさげ。日本からの利用者も多いようだし評判も悪くはない。 もしかすると探せばまだほかにもいろいろあるのだろうけど、面倒だったのでとりあえずtrekkINNに決定。
さてと、ここで疑問。 通販とはいえ海外からの個人輸入なので、もしかしたら
関税がかかるかもしれない。 調べてみると、購入価格の60%が一万円以下なら無関税らしい。 ということは実買価格が16,666円以下ならOKということだ。 でも、スノーシューはいくら日本での価格より安いと云っても、それでも日本円換算で15,000円から2万円前後する。これはちょっと微妙なラインだ。
じゃ関税がかかるとすればいったいどれくらいだろう。 100％とかじゃ海外から買う意味がないし(；´Д｀)
いろいろ調べてみると
実行関税率表（タリフ）という関税率の一覧表があるらしいことがわかった。早速ネットで見てみるとスノーシューは第95類に入るようだが詳細な分類がよくわからない。これはあれこれ悩むより聞いた方が早いと、思い切って税関に電話してみた。
（納税は国民の義務だし）
税関相談官室というところに電話して「
スノーシューの関税率はどれくらいですか」と聞いたら、きちんと担当部署に繋いでくれて、係の人が丁寧に教えてくれた。 結果、スノーシューはHSコード9506.99-000に分類されるので関税がかからないとのこと（日本の消費税はかかるけど）だった。
これでまず関税の悩みはクリア。
さっそくtrekkINNのサイトで、スノーシューを検索。ところがMSRを扱っていない。扱っていたとしてもたぶん日本には発送できない大人の事情があるのかもしれない。trekkINNの主力はTSLのようだ。ま、自分的には剛健な米国のMSRと小技の効いたおフランスのTSLのどちらかと思っていたので、あっさりTSLに転ぶ。
お値段は、ふむむ、やっぱりかなりお安い（ニヤニヤ）。 しかも、いまならブラックフライデーのクーポンコードも使える！ 送料を入れても国内定価の45%OFFくらいになるぞ。 もう完全に物欲が暴走を始めた。
懐具合とも相談しながらいろいろ悩んだ末に、TSLの325expedition gripにほぼ決定。 ところが、ポチる直前に知り合いからTSLを買うなら
symbiozにしろと強くすすめられた。 「
えーでも、お値段がぁぁ」と二の足を踏んだが、なにをここへ来て迷ってるんだと物欲大魔王がささやく。 コワイほどささやく。
ということで、えーーーい.。 いつのまにか当初の予算をオーバーして
symbioz motion2に決めていた自分であった。（なぜか他人事のよう）
次はサイズだ。 symbiozはS M L というサイズ分けになっている。
適応体重はSが30-80kg 長さが52.5cm （約20.5インチ）、Mサイズが50-120kg 長さが59ｃｍ (約23インチ）なので、取り回しを取るか浮力を取るか迷う。
現物を見られない（それで買おうとしている自分もなんだかなーだが）ので、貧乏くさいけど苦肉の策で段ボールを原寸大に切ってイメージをふくらませてみたりしながら、最終的にMサイズに決定。
そしてついにポチった。
あとは10日から2週間ほど待つだけだ。 ← いまここ
果たして、はるばるスペインから無事にスノーシューは届くのか！
相手がラテン系なのがちょっと気になるが、そういえば新婚旅行に行ったのもスペインだったな…って、関係ないか。
ナチュラムのブログでこんな記事を書くのもどうか…というのはおいといて
結果は後日報告。
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追記
衝撃の続編はこちら
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